連日の猛暑の知らせを聞いてか、
今年の夏は、海水浴場が大盛況ですね。
潮風は心地よいのですが、
通常よりも喉が渇くため、
こまめな水分補給は欠かせません。
海の家などで、かき氷や冷たい飲み物を楽しむのも良いですよね。
さて、所変わればなんとやら……
熱中症のご当地対策が、話題になっています。
一風変わった? 対策を行っているのが、
和歌山県田辺市の田辺扇ヶ浜海水浴場です。
その対策とは、天日干しした南高梅の無料提供です。
海の水もしょっぱいのに、何故?
と思われるかもしれませんが、
これは、同県立医科大学の実験で実証された方法なのです。
実験では、ラットによる活動量の測定でしたが、
活動量の多さと、回復の速さが最も顕著だったのが、
「梅干し+水」だったそうです。
この実験において、
梅干しに含まれているクエン酸による、
疲労回復効果が確認されたといっても良いと思います。
また、梅そのものには抗酸化作用があり、
暑さによる代謝によって発生した活性酸素を抑制する効果も
確認されたそうです。
海水浴場に訪れた方であれば、誰でも食べられる南高梅。
夏バテ・熱中症予防だけでなく、
南高梅というブランドの宣伝にもなるので、
まさにwin-winというわけですね。