皆さんは、
シーズン物やサイズアウトした洋服は、
どのように扱っていますか?
来年も着るものとして、
防虫剤などとともに、衣装ケースに仕舞うのでしょうか。
それとも、リサイクルショップなどに持ち込むのでしょうか。
実は、海外へ輸出される古着は、
世界規模で問題になっているのだそうです。
着ることのできないほどダメージのある服は、
ゴミとなります。
結果、輸入先の国の土地で、土に還るのを待つことになるのです。
「寄付や寄贈」という言葉は、耳に心地よいかもしれませんが、
ゴミの押し付け合いになってしまっては、SDGsどころではないでしょう。
この話を知った一方で、江戸時代に、
SDGsのヒントがあるという話を耳にしました。
日本の着物は、長細い反物から作られていたため、
糸を解けば、また一枚の反物に戻るのだそうです。
そこで、汚れやほつれの部分を除いて、
再び一枚の反物を作り、着物に仕立てることを繰り返していました。
痛んだ反物は雑巾やオムツになり、
最後は燃やされて灰になります。
そして、その灰は、洗剤として使われていました。
これぞ、究極の服のリサイクル! と、感動しました。
現代でできるリサイクルについて、
もっと考えようと思います。