あれから、扇子について興味が湧きすぎて、
品物を見にいくようになりました。
色味として渋い色彩が多いのは、
大抵が男性用で、京扇子であれば
7寸5分(約23cm)という決まりがあるようです。
なお、女性用は6寸5分(約20cm)となっています。
また、厳格な決まり事があるわけでもないため、
男性が女性用の扇子を使ったりすることに、
何ら問題はありません。
その逆もまた、然りです。
とはいえ、描かれている柄や色によっては、
見る側に違和感を与えてしまいます。
無難なところでいえば、無地がおすすめですが、
せっかく扇子を選ぶなら、少しは柄も欲しいところです。
そこで、勝手ながら、
男性用の扇子を女性が持っても
無難と思われる柄の組み合わせを考えてみました。
1.白地×鳥獣戯画
鳥獣戯画の柔らかい曲線は、
女性が持っても違和感なしだと思います。
2.薄藍×幾何学模様・重ね塗り
光沢のある藍色を薄く刷いた下地に、
幾何学模様や別の色を重ね塗りしてある組み合わせは
涼やかに見えるので、おすすめです。
3.バイカラー×古典柄
七宝や麻の葉などの古典柄とバイカラーの下地で、
モダンな雰囲気が楽しめます。
これらの他に、直感的に選ぶのも良いかもしれませんね。